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意味が複数ある英単語は、コアイメージを1つ理解するといいかも

英単語の勉強をしていると、異なる意味が複数あって、覚えるのに苦労する場合があります。

 

このとき、その単語がもともと持っている意味=コアイメージを理解していると、一見関係なさそうな2つ(あるいは3つ以上)の意味がすっと腹落ちすることがあります。

 

例えばドライバー(driver)という言葉は、「運転手」という意味と「ねじまわし」の意味があります。driverとはそもそも「なにかを動かすもの」という意味です。プリンタドライバーとは、プリンターを動かすソフトのことです。単語の核となる意味、コアイメージを理解していれば、複数の日本語の意味を正確に暗記しなくても、文章の意味が理解できます。

 

●will

学校ではwillには未来のことを表す場合と、意思を表す場合があると習います。

willが意思を表す例として"A drowning man will catch at a straw." (溺れる者は藁をもつかむ)ということわざを覚えているひとも多いと思います。

でも、例えば"I will never break the promise."という文にしても、さきほどのことわざにしても、未来を語っているとも、自分の意思の話をしているとも解釈できます。そう考えると、未来と意思が同じ文章になるのも不思議ではないと思えます。

 

● apprehend という単語は ①理解する ②逮捕する の2つの意味があるとされています。

なぜこの単語は、あまり相関関係のなさそうな2つの意味を持っているのでしょう。

それはこの単語は、「わしづかみにする」というコアイメージをもっており、概念をわしづかみにするときは「理解する」、人をわしづかみにする場合は「逮捕する」と訳されるからです。

 

● engage

engageの意味は「婚約させる」「約束する」「雇う」などの意味があります。これらの日本語訳に共通する、この単語のコアイメージは「強くつながる」です。

 

どんどん行きましょう。

● adopt ①養子にする ②(計画などを)採用する

この単語のコアイメージは「指し示す」です。

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「あなたです!」と指し示すイメージの単語なのですね。

 

● promotion ①販売促進 ②昇進・昇格

コアイメージは「前に進める」なので、販売促進だったり昇進・昇格の意味になるのですね。

 

● allowance ①小遣い ②値引き

コアイメージは「許しを与える」。好きなように使っていいよ、対価は少な目でいいよ、と許しを与えているイメージです。

 

● associate ①同僚 ②連想する

コアイメージは「共通の目的を持った仲間」なので、同僚であり、連想する、の意味なのです。

 

複数の意味を持っている単語を見つけたら、共通になるコアイメージはなんだろうと考えて見てはいかがでしょうか。

考えてもわからなければ、Oxford Learner's Dictionariesで単語を検索すると、Word Origin(言葉の由来)が調べられます。英語のサイトなので読解が難しいかもしれませんが、助けになる場合があります。知りたい英単語を入力し、Word Originの箇所を「+」を押して開いてみてください。

 

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 私も持っています!英語解剖図鑑。